背景・課題
コロナ禍によって全社でテレワークが進んだが、テレワーク中の電話の受発信は会社支給の携帯電話または個人の電話を利用していた。
しかし、テレワークが進むにつれて様々な課題が散見される様になった。
- テレワーク時は内線での通話ができず、携帯電話で連絡を取らざるを得ない
- 顧客からの電話をテレワークの社員に取り継ぎ(転送など)ができない
- 社員の携帯電話の番号がわからず、電話をかけることができないことがある
- 顧客や取引先からの電話は事業所の固定電話にかかってくるため、出社している人数が少ない場合は電話を取り損ねてしまう
- 携帯電話等への電話の転送は仕組みとしては可能だが、一番号につき一箇所にしか転送ができず、現実的ではない
- 会社から携帯電話の支給がない社員は個人の携帯電話などを利用せざるを得ない
そこで、すでに一部門でクラウドPBXサービスを導入して効果を上げているため、
その仕組みと同様に固定電話とスマートフォンでのハイブリッドでの電話システムを構築し、全社に展開した。
実施した内容
- クラウドPBXの導入と設定(約170番号)
クラウドPBXサービスは既に導入済みの部門と同様にNTTコミュニケーションズのArcstar Smart PBXを利用 - クラウドPBXの導入に伴う着信グループの設計と構築
- 以下の管理用アプリケーションとしてキントーン上にアプリケーションを作成
⇒電話番号・着信グループ管理
⇒ユーザー管理(電話帳アプリ)
⇒利用者申請アプリ - Smart PBXの操作説明書、取扱説明書の作成