背景

令和3年6月1日から原則としてすべての食品等事業者にHACCPに沿った衛生管理が義務化されました。しかし、人手による温度計測と記録が行われているのが大半で、食品等事業者のコスト負担が大きくなっています。
このままでは将来予測されている人材不足や人件費の高騰に伴うコスト高で事業者の負担がより重くなるため、ITによる自動化を推進して食品事業者のコスト削減に取り組む必要があると考えている株式会社第一機行様からのご依頼で、IoTを活用した食品工場の自動化ソリューションの開発の支援を行いました。

支援項目

• 事業再構築補助金の事業計画書の作成支援
  システム開発から広告宣伝用のツール（ウェブページ、動画等）の制作に事業再構築補助金を利用するため、事業計画書の作成と補助金申請を支援
• システムの全体設計・開発支援、システム会社の管理
  第一機行様にはITに精通した人員がいないため、システムの全体設計やクラウドサービス提供会社とシステム開発会社との調整、開発スケジュールの管理を支援
• サービスのプロモーション用の媒体の制作支援
  • ウェブサイトの改修、サービス紹介・詳細説明用ページの制作
  • サービス紹介用動画、パンフレットの制作支援
• プロジェクト全体の統括管理
  当事業の企画から全体のコンサルティング、システム開発プロジェクト管理、導入後の技術指導、マーケティング全般の支援

システムの概要

食品製造現場で必要な⾷品中⼼温度、冷蔵機器の温度、貯⽔タンクの⽔位・⽔温の計測・記録作業をIoT技術で⾃動化、省⼒化できるサービスを「IoTスマートセンシング」として提供。

• ⾷品中⼼温度の計測・記録
  ・食品製造工程で必要な食品中心温度の計測を記録用紙に記入することなく、ワイヤレスでクラウドに記録
• 冷蔵機器の温度管理
  ・冷蔵機器の温度を24時間365⽇⾃動で記録し、⼿作業で⾏っていたチェック作業及び台帳記⼊作業を⾃動化
• 貯水タンクの水位・水温管理
  ・貯⽔タンクの⽔位や⽔温を24時間３６５⽇⾃動で計測・記録し、タンクに足を運ぶことなく事務所など遠隔地にいながら確認、管理
• 管理画面
  ・複数の機器の情報を一つの画面で一元管理し、データは再利用可能な形式でダウンロード

システムのプラットフォームとして、IIJ社のIoTクラウドサービスを利用。

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株式会社 第一機行について

会社名	株式会社 第一機行
所在地	本店：沖縄県那覇市久⽶1丁⽬16番10号 本社：沖縄県島尻郡八重瀬町字小城247番1
業務内容	沖縄県内の全島向けに、学校給食、食品製造工場、病院向けに 業務用厨房機器の設計から販売・施工、メンテナンスのサービスを提供
ホームページ	https://daiki-eng.jp （IoTスマートセンシングサービス紹介ページ）