いまさら聞けない無線LAN

そもそも無線LANとは何か

LANとは「Local Area Network」の略で、オフィスや自宅など限られたエリア(場所)で利用するネットワークのことです。LANは多くの主にPC同士やプリンターなどの周辺機器を接続するために使われています。
無線LANは有線ケーブルでつないでいたものを無線でつなぐようにしたもので、ノートPCやスマートフォンなどモバイル機器の普及が進むのに伴って、普及が拡大しました。

Wi-Fiと無線LANの違い

「Wi-Fi」とは無線LAN規格の一つで、無線LANの普及促進を行う業界団体であるWi-Fi Allianceから認証を受けた機器のことです。
こんなマークを見たことはありませんか?
現在は無線LAN全般を指してWi-Fiということが多く、「無線LAN」=「Wi-Fi」といっても差し支えありません。

Wi-Fiの規格について

そんなWi-Fiにはいくつかの規格があり、それぞれつながりやすさと速さが異なります。
Wi-Fiは電波を使って通信を行うため、世界基準の統一規格がIEEE(米国電気電子学会)で決められています。Wi-Fiに関する企画は「IEEE802.11」という名称で「11」の後ろに「a」とか「ac」という記号がついています。
現在最も普及しているWi-Fiの規格は「11ac」と呼ばれるもので、Wi-Fi 5とも呼ばれます。2019年には「11ax」というさらに高速の規格が登場しましたが(Wi-Fi 6とも呼ばれます)、この規格に対応する接続機器が少ないため、本格的な普及にはまだまだかかりそうです。

Wi-Fiの規格について
ナンバリング
規格
規格名 周波数帯 最大速度 特徴
IEEE801.11 2Mbps
IEEE801.11b 2.4GHz帯 11Mbps
IEEE801.11a 5GHz帯 54Mbps
IEEE801.11g 2.4GHz帯 54Mbps このあたりからWi-Fiが普及し始めました。
「11ac」とともに現在多く使われている規格。
Wi-Fi 4 IEEE801.11n 2.4GHz帯
5GHz帯
600Mbps 2.4GHz帯と5GHz帯の両方に対応した規格。
製品としては400Mbpsまでが主流。
Wi-Fi 5 IEEE801.11ac 5GHz帯 6900Mbps 現在最も普及している主流規格。
Wi-Fi 6 IEEE801.11ax 2.4GHz帯
5GHz帯
9600Mbps 2019年に標準規格化された最新規格。
普及は数年先と考えられている。

2.4GHz帯と5GHz帯の違い

Wi-Fiで利用される周波数帯は、2.4GHz帯5GHz帯があります。
5GHz帯は、2.4GHz帯に比べ通信速度が速く、他の機器で同じ周波数を使うことが少なく通信が安定しています。但し、電波の直進性が高く、障害物の影響を受けやすく、壁や天井などで電波が遮られ易いという面があります。
2.4GHz帯は壁などの障害物の影響は受けにくく、通信エリアが広い特徴がありますが、電子レンジなどの周波数(2.45GHz)に近いため、電波が干渉して通信速度が遅くなる場合があります。
現在発売されている無線LANルーターは、2.4GHz帯と5GHz帯の両方が使える機器が多いため、それぞれのメリットとデメリットを理解の上で状況に応じて周波数帯を選ぶのが賢い使い方です。

無線LANルーターと無線LANアクセスポイントの違い

Wi-Fiルーターはルーター機能(モード)アクセスポイント機能(モード)があります。
ルーターというのは異なるネットワークをつなげるために使うネットワーク機器のことで、一般にはLAN(ローカルエリアネットワーク)とインターネットを接続するために利用します。
アクセスポイントは、その名のとおりアクセスポイントとしての機能だけを持つ機器です。つまり、LANの構築はできるものの、それだけではインターネットと接続することはできません。
無線LANルーターは文字通り、無線LANのアクセスポイントを有するルーターのことで、市販されている家庭用のアクセスポイントはルーター機能を備えた無線LANルーターがほとんどです。