失敗しない無線LANルーター選びを3回にわたってご紹介しました。
無線LANルーターを購入したら、次は設置場所を決めなければいけません。
電波の飛び方や範囲は設置場所や障害物の影響を大きく受けるめ、最適な場所に設置することが大切です。
特に今まで通信状態が悪い場所があった場合は、この機会に設置場所を見直しましょう。
ここでは6つのポイントを紹介します。
どこに置くか?
①なるべく家の中心に設置する
Wi-Fiの電波はルーターを中心に放射線状に広がります。
家全体をカバーしたい場合はなるべく家の中心に置くようにします。
但し、無線LANを使う場所が限られている場合は、家の中心ではなく使う場所の近くに置くのがいいでしょう。
とはいえ、光回線モデムは家の中心にないというケースもあると思います。
その際は、モデムと無線LANルーターをつなぐために長めのLANケーブルを購入しましょう。
LANケーブルの選び方は次回の記事で紹介します。
②なるべく高い位置に設置する
ルーターは床に直置きしたりしないで、なるべく高い位置(1m~2mくらい)に置きましょう。
それぞれ使い方によってオススメの高さがあるので、参考にしてください。
- ルーター近くで通信するなら高さ1mくらいが安定していると言われています
- ルーターから遠い部屋では高さ1.5mくらいが速度が出やすいと言われています
- 1階にルーターを設置して、2階でも使いたい場合は2mくらいの位置に設置するのがベストです
どこに置かない方がいいか?
家の中心で高さ1.5mくらいの場所であれば、どこでもいいというわけではありません。
ルーターの設置に向かない場所はどこでしょうか?
③床への直置き
床に直置きすると、床面が電波を乱反射させ、通信速度の低下や不通につながります。
また、蹴っ飛ばしたりつまづいたりする危険性もあるので、床への直置きは避けましょう(掃除の邪魔にもなりますね)。
④ルーターの周囲に背の高い家具を置かない
床に直置きできないなら、大切に棚の中に置くというのも避けましょう。
周囲が囲まれた場所や棚の中に置くと、電波が遮られてしまい、電波が広がりにくくなってしまいます。
⑤電子レンジやドアホンなどのそばに置かない
電波を発する機器はWi-Fiの電波に影響を与えることがあります。近くに電波を発する機器がないかどうかを確認しましょう。
特に電子レンジの電磁波の周波数は、Wi-Fiの周波数帯域と重なることがあり、通信障害を引き起こす場合があります。
筆者はビデオ会議中に家族に電子レンジを使われて通信が途切れてしまった苦い経験があります。
⑥水回りや水槽の近く
Wi-Fiの電波は水中を通りにくいので、水槽の近くに置くのは避けましょう。
また水回りは水がかかったりして思わぬ故障の原因になります。
まとめ
ひとまずは色々な位置に置いてみて、どこが一番使いやすいかを試してみるのが良いです。
また、後日紹介するWi-Fiの信号強度を測るアプリを利用してみて、電波が強い場所を探してみるのも良いと思います。